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『ご縁でつなぐ:京の良き香り 徳泉堂 北西恒忠さま』

『京の良き香り 徳泉堂 北西恒忠さま』

以前、京都商工会議所主催の異業種交流会でご一緒させていただいた際、お線香のお話をうかがいその奥深さに興味をもちました。
そして後日、製造工房へ。徳泉堂 北西恒忠さん訪問記です。

徳泉堂さんは、
『線香アレルギーの人でも大丈夫なお香』を
製造・販売されておられます。

「線香アレルギー?」

お線香でアレルギー反応があるということは聴いたことありませんでした。ほんとにあるの?
というのが最初に聞いた印象でした。


実際、店主の北西さんもお客さまから「アレルギー体質の人でも大丈夫なお線香を作ってほしい」
という依頼があったとき「お香でアレルギー反応って、あるの?」と思われたそうです。


依頼いただいたお客さまに詳しいことをうかがうと、線香の香りや煙りを吸い込みと、
軽く咳き込んだり、止まらなくなったりするそうです。
ひどくなると、ぜんそくを起こしたり、皮膚に異常が出たりするのだそうです。


また日常的に使われる寺院の身内の方の場合ですと、お仕事柄線香を上げないわけにもいかず、
線香によって苦しい思いをされていることがあるのだそうです。


そのようなことから北西さんの線香アレルギーに対しての取り組みが始まりました。
線香のどの成分がアレルギーを引き起こすのか、また自店で使っている材料に含まれていないか調査を開始。
すると、一般的な線香には、つなぎとしてつかう材料に化学成分が多く含まれており
アレルギー反応を起こすことがわかってきました。


自店で使用している材料については天然ものばかりで、アレルギー反応の可能性は低いものの、
つなぎで使用しているタブの木の粉で反応されることがまれにあることもわかりました。


そこでつなぎの材料を研究。試行錯誤した結果、米粉にたどりつきました。
そうして米粉をつなぎにした【米香(まいこ)】を開発。


さっそくご依頼のあったお客さまに使っていただくと「アレルギー反応がでなくなり、
毎日気持ちよくおつとめできるようになりました。」とうれしいお便りが届いたそうです。
このいきさつから、線香アレルギーに苦しむ方に、気持ちよくおつとめいただけるようにと
徳泉堂のお線香を届けたいという気持ちが生まれてきたのだそうです。


またアレルギーで苦しんでいる方で、お線香が原因ということに行きつかない方も多くいらっしゃるようで、
こういう事例があることを伝えたいという想いで日々活動しておられます。


この度は、お店の見学とお線香の工房にて製造過程を見させていただきました。

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(訪問01)
京都二条城のそばにあります『京の香り 徳泉堂』

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(訪問02)
手作り 線香工房 『香』 いい香りが漂うようなのれん。

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(訪問03)
店主の北西さんとのツーショット写真。
お店についていろいろとお話をうかがわせていただきました。おどろきの連続でした。

まず、お線香作りは100年以上続けているということ。100年っていうと1世紀です。
(あたりまえなのですけども)北西さんで3代目だそうです。
100年つづく事業はすごいと思うのですが、京都内では当たり前の様子。
200年、300年と続けている企業はざらにあるのだとか。歴史に深みを感じます。


製造現場を見させていただきました。お線香が完成するまでの工程をうかがいました。
ものすごく手間ひまのかかる仕事です。。。

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(工程04)
原材料の粉を用意。

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(工程05)
水を加えて団子状になるようにこねます。

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(工程06)
線香押し出し臼。
この装置は100年以上使われているそうで、機械式で製造しているメーカーがほとんどの中、
昔ながらの工法で生産されています。

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(工程07)
アップにしてみました。

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(工程08)
団子状の材料を臼の中に入れます。

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(工程09)
杵をセットします。押し出します。

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(工程10)
えいっ、と押し出します。
にゅる~っと、お線香が出てきました。

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(工程11)
さらに、でてきます。

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(工程12)
まだまだ、でます。

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(工程13)
出てきた線香を板の上にならべて自然乾燥します。

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(工程14)
お線香が乾きました。ここからまだまだ作業はあるのだそうです。

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(工程15)
渦まき線香も製造。

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(商品16)
天然素材100%のお線香

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(商品17)
さまざまな商品群

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(商品18)
定番のお線香

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(商品19)
お焼香の種類も豊富です。


お線香は仏さんへのおつとめに使うものだと思っていました。けれども、心を落ち着かせたいときや
受験勉強など集中したいときに、お香を焚くとよい効果があるのだとか。


仏さんのおつとめには天然もののお香を焚いてあげてもらいたい。なぜなら、仏さんのいる
天に昇っていくのは煙りだけだからです。いい香りを仏さんに召し上がってもらいたいと思いませんか?
と北西さんの言葉がとても心に沁みいりました。


・線香アレルギーに苦しみながらもお香をあげたい方のお役にたちたい。
・仏さんにいい香を届けたい。

お香を通して今に生きる人と仏さんとを結ぶことのできる素敵な仕事なのだなと思いました。
北西さん、本当にありがとうございました。


今回お邪魔した 『京の良き香り 徳泉堂 北西恒忠さま』
住所:京都市上京区智恵光院通り竹屋町入る西入る主税町827-48
電話:075-200-8421



【ご縁でつなぐバックナンバー】ご縁でつなぐ企業さま訪問記。

第1回『ロク治療室 代表 小林亨さま』
第2回『化研マテリアル株式会社 坂本 尚也さま』
14回


カテゴリー: ご縁でつなぐ 2012-10-19 09:00 投稿者:木本 
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