このページはHome街の架け橋過去の記事2012年12月のページです。

フィード購読
街の架け橋

『書籍レビュー シリーズ「企画」 第8回:情報の集め方―他人の頭を使う20の定理』

情報の集め方―他人の頭を使う20の定理 1964.04.15 光文社 有田 恭助 著

【はじめに】
今年初めに「企画」について興味をもち、企画のことについて本を読み漁りました。
わたし自身は営業担当で、「企画」とはあまり関係のないポジションなのだとの認識でした。
けれども読んでいくうちに企画と営業は密接に係わっているのではないかと
考えるようになりました。
書籍レビューを通じて共通しているところ、していないところは何か。
営業のノウハウを企画ノウハウに置き換えることができないか。また、
実際の仕事や生活にどのように役立てられるかを考え、実践するべく
『書籍レビュー シリーズ「企画」』を企画いたしました。


シリーズ「企画」 第8回目は、

情報の集め方―他人の頭を使う20の定理 1964.04.15 光文社 有田 恭助 著


今回は『情報を集める』ことをテーマ。
1964年出版なので、50年ちかく前の著書になります。

民族学博物館初代館長の梅棹忠夫先生の著書に有田先生の紹介があり、情報を集める
ことについてこの本を薦めていたことから3年前に手にしました。
それ以来、何度も読み返している著書になります。

情報の扱い、重要性、集め方について具体的に説明されています。
なんのために情報を集めるのか。それは、


『行動するため』


情報とは、行動するための知識であると著者はいいます。
ぼくたちは、意識無意識に関わらず、外部から情報を集め、自分なりに分析をして行動を
決めています。行動した結果、これは良かった、これは悪かったなと一喜一憂します。


結果だけをみて良かった悪かったと論じているのですが、行動する前の情報の良し悪しで
結果が大きく違ってくるのではないだろうか。


だとすれば、正しい情報を取り、それにもとづいた行動ができればおのずと良い結果が
生まれるのではないのだろうかと、つねにいきあたりばったりの僕は思いました。


では正しい情報を取るために必要なことは何か。

1. 頭および五感をフルに使うこと。
2. 情報が集まる仕組みをつくること。
3. 健全な常識をもつこと。

以上3点が腑に落ちました。

1. 頭および五感をフルに使うこと

 頭はいくらつかってもタダ。体も同じ。司令塔である頭で考え、手足目耳口の特性をフルに機能させる。


2. 情報が集まる仕組みをつくること

 誠実な信頼関係のあるグループをつくり情報の泉にしていく。
 ポイントはメンバーの欲しい情報を集め提供したのちに自分の欲しい情報を受け取ること。

3. 健全な常識をもつ

 集まった情報は玉石混交。どの情報を選択するのかで結果が大きく変わってくるため、入ってきた情報に『健全な常識』というふるいをかけることが重要。
 『健全な常識』のふるいにかけてえりわけ、自分のものにすることで『本物の情報』となる。


以上の3点から自分のものにした『本物の情報』を元に分析、意思決定し行動へつなげる。


また、意思決定は『健全な常識』のほか、『経験』や『勘』でする。そうすることで行動に対する
結果の精度があがると著者はいいます。


『本物の情報を集めること』『健全な常識をもつこと』この2点をこの著書から学びました。


いい企画をつくり行動するために生かしていきます。


本日も最後までお読みくださりありがとうございます。

20121227-__________________.jpg


29回


カテゴリー: 書籍 2012-12-28 09:00 投稿者:木本 

『書籍レビュー シリーズ「企画」 第7回:未来を予見する 5つの法則』

未来を予見する 5つの法則 08.09.19 光文社 田坂 広志 著

【はじめに】
今年初めに「企画」について興味をもち、企画のことについて本を読み漁りました。
わたし自身は営業担当で、「企画」とはあまり関係のないポジションなのだとの認識でした。
けれども読んでいくうちに企画と営業は密接に係わっているのではないかと
考えるようになりました。
書籍レビューを通じて共通しているところ、していないところは何か。
営業のノウハウを企画ノウハウに置き換えることができないか。また、
実際の仕事や生活にどのように役立てられるかを考え、実践するべく
『書籍レビュー シリーズ「企画」』を企画いたしました。


シリーズ「企画」 第7回目は、

未来を予見する 5つの法則 08.09.19 光文社 田坂 広志 著


『未来を予見』することは企画するものにとって必要な項目なのではないかと手にとりました。

弁証法という哲学から5つの法則を使い未来を予見することが可能と著者はいいます。

1. 螺旋的プロセスによる発展
2. 否定の否定による発展
3. 量から質への転化による発展
4. 対立物の相互浸透による発展
5. 矛盾の止揚による発展


文字の羅列だけみると、むつかしい。なので、5つの法則の中からひとつ、
『5.矛盾の止揚による発展』から矛盾というキーワードに焦点を当てて、【予見】することを考えてみました。


矛盾とは、『あちらを立てればこちらが立たず』の状態を指します。


身近な例ですと、
【母親を立てれば、嫁が立たず。】
(ちょっと、リアルすぎるかな。)


母親の言うことを聞けば、嫁にマザコンよばわりされ、
嫁の言うことを聞けば、母親から見捨てるのねと言われる。
このような光景をテレビドラマ(?)で見かけたことがあります。


母親と嫁との諍いからくる問題。
この問題は、夫(息子)の立場からみると、

『母親の言うこともわかるし、嫁の言うこともわかる。』

もしくは、

『母親の言うこともおかしいし、嫁の言うこともおかしい。』

けれども、どっちかにつくわけにはいかない問題。
この問題を解決するにはどうすればよいか。


【母親を立てれば、嫁が立たず。】
という、矛盾を解消すること。ではどうやって解消するか。


現在の母親と嫁の関係をみて解決しようとするのではなく、
望ましい母親と嫁との関係をみる。
望ましい状態を予見し、遂行することで現在の問題である矛盾の解消がされるのではないか
と考えました。


母親と嫁の望ましい関係とはいったいなんでしょうか。


それは母親、嫁が仲良くしてくれることに尽きます。
夫(息子)としては、これ以上は望みません。


母親と嫁との矛盾を解消するには、母親と嫁が仲良くなることと導きだされました。


以上のことをふまえて、このような企画を考えました。
母親と嫁との矛盾を解消し、かつ仲良くなる企画


【家族旅行する】


旅行の企画、準備中、また最中において以下のことを同時進行します。

① お互いの言い分を整理する。
② 出てきた情報の中から矛盾を解消しうる材料を見つけ出す。
③ 現時点で最適な答えであろう折り合い点をみつける。
④ お互い納得に近い状態で、たのしく旅行をする。

うーん、これで万事仲良くなるかな(?)
少なくとも、夫(息子)の気持ちは理解してもらえるでしょう。(うーん、もらえる?)


望ましい状態を予見し、遂行することで現在の問題である矛盾が解消されるのではないか
また、予見とは企画に相当するのではないかと考えました。


あとは、遂行する人間の能力次第か。。。うーん、新たな矛盾が、、、


本日も最後までお読みくださりありがとうございます。

20130128-_______________________________________.jpg


83回


カテゴリー: 書籍 2012-12-21 09:00 投稿者:木本 

『ご縁でつなぐ:加茂屋 代表取締役 喜田 富三 さま』

『加茂屋 代表取締役 喜田 富三 さま』

今回は自転車のオリジナルパーツを専門に製作販売をしておられる加茂屋さんに
おうかがいいたしました。

喜田社長とパチリ。
20121213-____________.jpg


主に海外ブランド製折りたたみ自転車の補助パーツをオリジナルで製作。

【ブロンプトン】
null

【DD-1】
20121213-dd-1.jpg

(どちらもかっこいいです。折りたたみ自転車界のツートップ。)


折りたたみ自転車は文字通り、折りたたむことでコンパクトになります。
折りたたんだ状態での移動は持ち運ぶことしかできません。
車に積むのであればそれで十分。


しかし、


『折りたたみ自転車の醍醐味は、電車やバスなどを利用して移動先の駅を中心に
自由に行動できることなのです。』と喜田社長はいいます。


そのときのネックは『持ち運ばなければならないこと。』
コンパクトになるとはいえ、持ち運ぶのは大変。
(持ち運ぶのではなく、押して運べたらなぁ)と思っていたそうです。


もともと、趣味がサイクリング。
公共交通機関で移動し、そこから自転車ならではの機動力を生かして縦横無尽に行動。
普通なかなかいけないようなところまで行動範囲を広げられるのが魅力なのだそうです。
(ちなみにこのサイクリングのことを“ポタリング”といいます。)


ただ、自転車メーカーでは補助パーツの対応が十分ではなく喜田社長の満足するような
品物がありませんでした。


それならば、自分でつくってしまえ!と自作することに。
一番不便を感じていたもの。まず押して運べるよう【補助輪】を製作しはじめました。


自分の思いどおりの機能のものを試行錯誤しながら製作。その結果、満足できるものが
完成しました。するとサイクリング仲間から作ってほしいとリクエストが殺到。
作ってあげ、使ってもらうと思いのほか喜んでくれたのだそうです。


仲間が喜んでくれている姿をみて、よかったなぁと感じていたときに、ふとあることが頭に
浮かんだそうです。それは、


『自分の周りでこんなにニーズがあってしかも喜んでくれている。もしかしたら全国的にも
ニーズがあってたくさんの方に喜んでもらえるのではないのだろうか。』


と、試しに一部販売を開始。


すると、自分と同じ悩みをもっていた方たちから引き合いをもらいはじめました。その後は
少しずつ製作し、少しずつニーズを掘り下げ、少しずつ本業を補助パーツ製作にシフト。


現在は100%本業になり、自社ネットショップを中心に専門店への展開をするまでに
なったのだそうです。


コンセプトは、まず自分が使いやすいように。かゆいところに手が届く製品ばかりです。

ブロンプトンの折りたたみ状態。下部の補助輪を製作。
20121213-_________________________________.jpg

DD-1の補助輪。
20121213-dd-1____________.jpg

DD-1の折りたたんだ状態。これで駅もスイスイと押して運べます。
20121213-dd-1_______________.jpg


乗ってみてわかるサスペンション。かゆいところに手が届いています。
20121213-dd-1_____________________.jpg


『車だと気づく事の出来ない 景色や風。』

『大勢でサイクリングする楽しさと清々しさ。』

自転車の素晴らしさを本当に沢山の人に知って欲しい。と喜田社長はいいます。


この機会に、風を切って走ってみてはいかがでしょうか?

自分で書いていて、風を切ってみたくなってきました。。。

今回お邪魔した『加茂屋 代表取締役 喜田 富三 さま』
電話:06-6976-6614
MAIL: mail@kamoya.info

本日もお読みくださりありがとうございます。



【ご縁でつなぐバックナンバー】ご縁でつなぐ企業さま訪問記。

第1回『ロク治療室 代表 小林亨さま』
第2回『化研マテリアル株式会社 坂本 尚也さま』
第3回『『京の香り 徳泉堂 北西恒忠さま』
第4回『株式会社レーザーテック 代表取締役 浜野太郎さま』
第5回『株式会社立成化学工業所 代表取締役 畠中 浩さま』

24回


カテゴリー: ご縁でつなぐ 2012-12-14 09:00 投稿者:木本 

『書籍レビュー シリーズ「企画」 第6回:人生計画の立て方』

人生計画の立て方 05.07.20 実業之日本社 本多 静六 著

【はじめに】
今年初めに「企画」について興味をもち、企画のことについて本を読み漁りました。
わたし自身は営業担当で、「企画」とはあまり関係のないポジションなのだとの認識でした。
けれども読んでいくうちに企画と営業は密接に係わっているのではないかと
考えるようになりました。
書籍レビューを通じて共通しているところ、していないところは何か。
営業のノウハウを企画ノウハウに置き換えることができないか。また、
実際の仕事や生活にどのように役立てられるかを考え、実践するべく
『書籍レビュー シリーズ「企画」』を企画いたしました。


シリーズ「企画」 第6回目は、

人生計画の立て方 05.07.20 実業之日本社 本多 静六 著

おさないころから計画することが苦手。夏休みの宿題は、休みの終わり3日前にあわてて
始めだすも、結局間に合わず新学期の始業式に友達にノートを借りて丸写し。毎年同じことを
繰り返していました。


それは大人になってからも変わらず、差し迫ってくるまで腰がおもく、期日前がきてドタバタ。
このブログも例外ではございません。


企画をテーマに取り組んでおりますが、よくよく考えると自分の人生の企画、計画のことから
考えなおさないと思い、この著書を手に取りました。


計画の前に企画することから始まります。企画したことを実行し実現するための役割が計画。


例えば夏休みの宿題をやるという企画に対し、いついつまでに終わらせるということが計画。
計画できたら、あとは実施するのみ。


一般的な企画、計画、実施は、
【企画】夏休みの宿題を完成させる。
【計画】7月25日から始めて8月15日までに終わらせる。
【実施】朝8:00から10:00まで。昼16:00から18:00まで。


おおざっぱではありますがこのように立てていたのではないでしょうか。


ぼくの場合、
【企画】夏休みの宿題(がある。)←この意識がそもそも問題。。。
【計画】なし(なんとかなるやろ)
【実施】気が向いたら。


これでは、火を見るよりあきらかな結果に。友達にノートを借りるしかありません。
ご飯を食べるとき友達と遊ぶときも同じ。その結果ノートを貸してもらう友達もいなくなります。
振り返ってみると、何も考えずに過ごしていた、と反省しながら著書を読み進めました。


ところが『人間とは計画生活する動物』という一文を見つけたときに、ハッとさせられました。
明日、明後日、次の時間、次の仕事のことを考えて生活している。考えてないといっても実際
には考えており、小さく計画しているのです。実のところぼくも何をするか企画し、どうやるかを
考え計画しているのです。


にもかかわらず計画性がないようにみえるのは、計画を立てる態度が不徹底だったり、
曖昧を極めているから。一言でいうとテキトーにこなしているからだといえます。


これをテキトーではなく、計画的に組んでみる。食事で例えるならば、三度の食事が味噌汁で
あったとしても朝、昼、晩とで味噌汁の具を変えることで三度の楽しみができる。


これを一日単位ではなく、一週間単位で計画すると、月曜日は魚料理、火曜日は野菜料理、
水~金曜日はシチューの連続で辛抱も土曜日は家族で寿司を食べにいく。(廻るところです。)
先の楽しみな計画が見えているからこそ、連続シチューも楽しむことができる。
(ぼく個人としては、連続シチューはOK。)


計画するということは、それに付随した楽しみをつくることができる。そうであるならば、人生に
おいても計画を立て、実行し、道中を楽しみながら完遂できれば、それはそれは楽しい人生に
なるのではないかと考えました。


著者が実際に計画実行したプランは、
① 25~40歳:勤倹貯蓄の実行。
② 41~60歳までは社会国家のために働きぬく。
③ 61~70歳は奉仕生活。
④ 70歳以降は晴耕雨読。


25歳に計画の大切さを知り、それ以降、年代別に分けて計画し実施。


まずは自分自身の地盤を固めるために金銭的に自立する。その上で社会国家のために働く。
それからは、地位も名誉も財産も求めずに奉仕し、最終点として晴耕雨読の自適生活をする。


こうした大枠の計画立てたのちに自分の実際に合う立案し実行する。
実行したからには、一度決定したコースは途中で変更しないことが肝要。


困難にぶつかったとき多くは避けようとコースを右に変えたり、左に変えたり、迷い、うろうろし、
いつまでたっても目的にたどりつけなくなる。
それならばある程度まで引き返すか、もしくはそのまま猛進するほうがよっぽどよい。


これは四国八十八箇所お遍路を40日かけて回った友人の話しになるのですが、一日に歩ける
時間や距離は決まっていて、日々の体力、気力、歩くペースを勘案し翌日の歩くコースの選定体力の回復につとめるなど準備をしっかりとするそうです。


特に、歩くコースについては、一度決めたらコースを変えない。もし、間違っていたとしても
そのまま歩を進める。うろうろ迷いに入り込んでしまうと、次の宿までたどりつくことができず
休めないことになってしまいその後の計画に響いてくる。


それならば、間違っていたとしてもそのままコースを変えないで行ききるほうが、結果として
時間通りに目的地に到着する確率が高いのだそうです。


ただ、間違えるリスクを軽減するために前日のコース決めがかなり重要。複雑で迷いやすい
街中は避けるようにし、たとえ遠回りであったとしても、あえて山越えするルートを選ぶ。


体力的には山越えのほうがきつくとも、迷いを生じ目的地にたどり着けなくなるリスクよりも
時間の計算ができ、間違えない確率の高い山越えのほうがいいのだと話しをしていました。


この話を友人から聞いたとき、著者の言う、自分の実際に合う計画の立て方そのものだなと
思いました。

① 目標を決める。
② 入念にコースを調べる。
③ 自分のペースを理解する。
④ 決めたら信じて真っ直ぐ進む。

このプロセスでもって、当初八十八箇所を45日で回る計画も、結果40日で満願し高野山へ御礼参りまで達成。それも入念な計画、準備をしたからこそ成しえたことだと思います。
また、決めたあとは前に進むだけなので道中楽しく回れたという話がとても印象的でした。


本多先生の著書、友人のお遍路回り体験より、企画から自分の実際に合う計画をして準備し
決めたことを実行する。そうすることでその道中が楽しめることを教わりました。


今まではその場が楽しいことを見つけるのを優先していたように思います。
そうではなく、企画、計画し実行することが重要でその結果楽しめるのだと考えました。


年も変わることですし、ここでしっかりとした人生を企画、計画したうえで実行していきます。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。

20121206-________________________.jpg


48回


カテゴリー: 書籍 2012-12-07 09:00 投稿者:木本