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『ご縁でつないで:フォントのユニバーサル化 株式会社モトヤ様』
【大阪を拠点に印刷機材販売やフォント(字体)の販売をしておられる株式会社モトヤ様 にお話をうかがいました。】株式会社モトヤ様 は大正11年2月11日創業。
以来、活字組版からデジタルフォントまで字体を創ること90余年。
新聞や雑誌、インターネットなど私たちが普段から目にしている字体を提供しておられます。
日経新聞社や産経新聞社の大手紙や地方紙と多くの新聞社がモトヤフォントを採用されています。
今回は活字からデジタルフォントまでの歴史を教わってまいりました。

活字時代から現在のデジタルフォントまでモトヤ様が一貫して提供しているのは、
“読みやすさ”
媒体によって読みやすいフォントは様々で、現在のフォント数はなんと!340余り。
医療機器や車載機器などは、パッと見て文字を認識できなければなりません。
そのため常日頃より見やすいフォントの追求をされています。
その追求が340余りのフォント数となるのですね。
紙媒体以外に医療・車載機器や日テレ・TBSなどTVテロップに使うフォント、
任天堂DSに代表されるデジタルコンテンツの字体にもモトヤフォントが採用されています。
活字資料館を見学させていただきましたので、
ここからは活字資料館のご紹介を。
活字時代の機械がずらりと並んでいます

活字時代は一字ずつ製作していました

印字した様々なフォント

一字ずつ掘って文字を創ります

鋳造機で金型をおこし活字となります

活字を一字一字ならべて印刷用刷版をつくります

大正~昭和期の活字見本帳・カタログ

活字からタイプ式へ技術革新

タイプ式からコンピュータ式に進化

現在はデジタルフォントで印刷されています

創業以来続けていた活字は平成8年にその役割は終え、デジタルフォントが次代の役を担っています。
しかし75年の時を経て培われた読み手に配慮する精神は今も引き継がれています。
現在、公共の機関を中心にユニバーサルデザインが推進されており、
フォントも例外なくユニバーサルデザイン化が進んでいます。
今後は読みやすさを追求したユニバーサルデザイン対応フォントが、
ますます広まるのではないかと思われます。
ご希望があれば活字資料館の見学もできるそうです。機会があればぜひ。
株式会社モトヤ様
本日も最後までお読みくださりありがとうございます。
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カテゴリー: ご縁でつなぐ 2015-09-14 08:30 投稿者:木本
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